平成29年度 山王病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 25 73 106 175 250 525 1109 952 316
平成29年度退院患者さんの人数を、10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院日時の満年齢となっています。
当院の入院患者さんは、平均年齢72.0歳となっております。60歳以上の患者さんの割合が全体の約82%、そのうち80歳以上の患者さんの割合は約35.9%となっており、ご高齢の患者さんの割合が多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 97 30.00 20.83 0.08% 86.51
100380XXXXXXXX 体液量減少症 46 16.20 9.16 0.03% 81.89
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 43 23.21 12.34 0.03% 82.42
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし 41 11.98 10.61 0.06% 75.88
060020XX04X0XX 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 28 6.25 8.73 0 73.46
内科では、様々な症例の診療にあたっています。誤嚥性肺炎が最も多く平均年齢も86歳を超えており、特に高齢の患者さんは重症化しやすい為、入院期間も長くなっています。次いで体液量減少症(脱水症)の症例が多く、こちらも平均年齢81歳と高齢の患者さんが多くなっています。続いて、尿路感染症、内視鏡手術を行う胆管結石・胆のう炎、胃の悪性腫瘍の順となっております。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040XX99000X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 49 25.78 14.60 0.03% 74.57
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 41 29.83 20.83 0.03% 85.12
040110XXXXX0XX 間質性肺炎 手術・処置等2 なし  32 37.72 19.65 0.03% 78.53
0400801499X013 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア3 24 24.33 19.85 0.03% 87.04
0400801499X012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア2 21 27.05 18.18 0 83.86
呼吸器科では、肺の悪性腫瘍、誤嚥性肺炎の症例が最も多くなっております。肺の悪性腫瘍はがんの部位別死亡率が最も多い疾患であり、当院でも多くの患者さんの診療を行っております。
全体的に肺炎の症例が多く、中でも高齢者に多くみられる誤嚥性肺炎が最も多く平均年齢は85歳を超えており、特に高齢の患者さんは重症化しやすいため、入院期間も長くなっています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 46 22.52 17.71 0.06% 80.35
0400801499X012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア2 - - - - -
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
050130XX97000X 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
循環器内科では、心不全が最も多い症例となっており、平均年齢も80歳と高齢の患者さんが多くなっています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280XX99010X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 13 31.23 14.55 0 78.23
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
110280XX02X1XX 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり - - - - -
180035XXXXXXXX その他の真菌感染症 - - - - -
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし - - - - -
腎臓内科で最も多いのは、慢性腎不全症例となっています。当院では、透析施設がありますので、主に透析中の患者さんの治療にあたっています。また、透析シャント閉塞等の場合は、血管外科と連携し治療にあたっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060330XX02XXXX 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 16 5.75 6.64 0 67.88
060035XX0101XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 15 19.27 30.71 0 75.47
060040XX02X1XX 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2 1あり - - - - -
060245XX97XXXX 内痔核 手術あり - - - - -
060020XX02X1XX 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 1あり - - - - -
外科ではほとんどが手術目的の症例となっております。なかでも胆のう結石などの手術症例が多くなっております。次いで直腸癌・結腸癌の症例となっております。外科では、低侵襲手術である腹腔鏡手術を取り入れており、患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 57 32.14 19.94 0.03% 81.14
160800XX01XXXX 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等  43 37.37 27.09 0.06% 83.33
070343XX01X0XX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 24 26.88 21.70 0 68.38
070230XX01XXXX 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 22 24.73 25.09 0 74.27
070350XX97XXXX 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり   18 11.39 16.53 0 53.44
整形外科で最も多いのは、脊椎圧迫骨折(胸椎・腰椎)となっております。次いで大腿近位骨折症例となっております。骨折の原因として高齢者の転倒によるものが多く、リハビリ治療を行うため、入院期間が長期になっています。その他に、手術を目的とした変形性膝関節症、腰椎脊柱管狭窄症、腰椎すべり症となっております。
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180XX97XXXX 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり  45 7.13 3.20 0 70.62
050170XX03000X 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 22 7.91 5.68 0 73.86
050170XX02000X 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 20 23.10 16.50 0.03% 73.65
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 17 19.35 11.73 0.03% 78.71
050180XX99XXXX 静脈・リンパ管疾患 手術なし 17 27.29 14.32 0.03% 69.29
血管外科で最も多いのは、手術を目的とした下肢静脈瘤、深部静脈血栓の症例となっています。次いで、手術を目的とした下肢閉塞性動脈硬化症となっています。特に2番目、3番目に多い、閉塞性動脈疾患 動脈形成術症例では足部に潰瘍・壊死を伴う重症虚血肢に対する治療を行っているため、入院期間が長期になっています。その他に、手術せずに保存的加療を目的とした下肢静脈瘤の症例、蜂窩織炎の症例も多くなっています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 41 5.59 7.23 0 59.02
030428XXXXXXXX 突発性難聴 39 8.46 9.18 0 59.85
030240XX99XXXX 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 30 5.50 5.48 0 42.20
030440XX01XXXX 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 25 3.04 8.90 0 55.36
030320XXXXXXXX 鼻中隔弯曲症 25 5.00 6.83 0 43.40
耳鼻咽喉科で最も多いのは、慢性副鼻腔炎症例で、次いで突発性難聴、扁桃炎・扁桃周囲膿瘍に対する症例。手術目的とした慢性中耳炎、鼻中隔弯曲症、となっております。診療科全体の症例の平均年齢は55歳ほどとなっており当院で、最も年齢層が低くなっております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180XX01XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 13 9.08 9.75 0 29.85
120260XX99XXXX 分娩の異常 手術なし 10 6.60 4.75 0 30.20
120060XX01XXXX 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等  - - - - -
120180XX99XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし - - - - -
120170XX99X0XX 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし - - - - -
産婦人科で最も多いのは、帝王切開手術を目的とした症例である胎児及び胎児付属物の異常となっています。次いで、遷延分娩、微弱陣痛などの症例である分娩の異常となっています。入院患者数では妊娠関連の患者さんの割合が多くを占めております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 17 5.53 7.31 0 78.06
110070XX02020X 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 副傷病なし 14 6.07 7.64 0 68.93
110080XX02X0XX 前立腺の悪性腫瘍 精巣摘出術 手術・処置等2 なし 13 3.23 6.07 0 78.46
110080XX97X00X 前立腺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 12 2.67 6.18 0 69.58
110080XX01X0XX 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 10 18.00 12.92 0 72.50
泌尿器科では、手術目的とした膀胱がん、前立腺がん症例が多く見られます。膀胱がんについては、侵襲性の低い経尿道的手術を目的とした症例が多くあります。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010XX03X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし  20 3.15 6.37 0 66.55
090010XX01X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし - - - - -
090010XX02X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2 なし - - - - -
090030XX97XXXX 乳房の炎症性障害 手術あり - - - - -
090010XX99X01X 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり - - - - -
乳腺外科では、殆どが手術目的の乳がん症例となっています。乳がんは日本でも増加傾向にあり、女性が一番多くかかるがんとなっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 33 - - - - - 1 7
大腸癌 15 13 12 - - 16 1 7
乳癌 18 11 - - - 11 1 7
肺癌 - - - 19 - 61 1 7
肝癌 - - - - - 22 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんについて患者さんの数を、初発のUICC病期分類、および再発に分けて集計しています。「初発」とはがんの診断、初回治療を行った場合を指し、「再発」とは初回治療以後の継続治療を行った場合や再発・転移をした場合を指します。
UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素のによって各がんを0期~Ⅳ期の5病期に分類するものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 24.17 81.75
中等症 101 26.14 80.78
重症 45 25.24 80.62
超重症 23 29.65 81.78
不明 - - -
入院のきっかけとなった傷病名、及び最も医療資源を投入した傷病名が、肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(インフルエンザ等のウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎は除く)であって、市中肺炎の患者さんが対象となっています。
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による肺炎重症度分類の定義に基づき、重症度を決定しています。重症度が高くなるほど平均在院日数が長くなり、平均年齢が高くなっております。
肺炎は当院で入院される患者さんで最も多い疾患となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 63 27.06 79.94 0.06%
その他 12 25.75 82.92 0.03%
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象として、発症から入院までの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。
平均年齢は80.1歳となっており、高齢者の方が多くなっております。発症して早期に入院される患者さんが多く、,約1ヶ月の入院期間で治療とリハビリを行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 162 0.04 1.14 0 66.03
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 33 5.58 11.91 0.06% 77.58
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 27 0.00 5.19 0 73.81
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 27 0.00 1.04 0 70.11
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 21 0.38 1.00 0 71.43
内科で最も多い手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術となっています。次いで、総胆管結石等の胆道疾患に対する内視鏡的胆道ステント留置術、早期胃癌に対する粘膜下層剥離術(ESD)となっています。内視鏡下で行う低侵襲治療を多く行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 48 0.98 1.21 0 69.15
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 19 1.42 3.74 0 67.05
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 13 2.23 10.77 0 74.62
K7435 痔核手術(脱肛を含む)(PPH) - - - -
K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術) - - - -
外科の手術で最も多いのは、鼠径ヘルニアに対するヘルニア手術となっています。次いで、胆のう結石症などに対する腹腔鏡下胆のう摘出術、結腸がんに対する腹腔鏡下悪性腫瘍切除術となっています。当院では、低侵襲手術である腹腔鏡手術を取り入れており、患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0811 人工骨頭挿入術(股) 30 6.10 41.53 0.03% 79.30
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 28 6.00 27.07 0.06% 80.04
K0821 人工関節置換術(膝) 22 1.55 22.18 0 69.92
K0461 骨折観血的手術(上腕、大腿) 17 5.88 20.47 0 67.58
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 17 1.41 19.29 0 64.95
整形外科の手術で最も多いのは、股関節の人工骨頭挿入術、次いで脊柱管狭窄症などに対する脊椎固定術となっております。その次ぎに膝の人工関節置換術、大腿骨近位部骨折に対して、骨折部位の骨接合を行う手術となっています。上位2つについては平均年齢から高齢者が多い事が分かります。
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 41 0.71 2.46 0 70.85
K6146 血管移植術、バイパス移植術(膝窩動脈) 23 15.65 35.39 0.06% 73.48
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 20 1.80 4.10 0 72.15
K6145 血管移植術、バイパス移植術(下腿、足部動脈) 12 13.75 41.83 0 72.58
K610-3 内シャント設置術 11 1.00 2.00 0 74.36
血管外科で最も多い手術は、下肢静脈瘤に対して行われる下肢静脈瘤血管内焼灼術となっています。次いで、閉塞性動脈硬化症などに対する血管移植術・バイパス移植術、透視下による四肢の血管拡張術・血栓除去術、透析の為の内シャント設置術となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K319 鼓室形成手術 30 0.77 1.40 0 57.33
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 24 0.96 4.00 0 66.33
K347 鼻中隔矯正術 24 0.92 3.04 0 42.92
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 14 1.00 3.43 0 55.14
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 11 1.00 6.00 0 47.91
耳鼻咽喉科で最も多い手術は、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などに対する鼓室形成術となっています。次いで、慢性副鼻腔炎などに対する内視鏡下副鼻腔手術、鼻中隔弯曲症に対する鼻中隔矯正術、耳下腺腫瘍摘出術となっています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 244 0.01 1.00 0 76.71
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) - - - -
K2021 涙管チューブ挿入術(涙道内視鏡を用いるもの) - - - -
K2683 緑内障手術(濾過手術) - - - -
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズを挿入するもの) - - - -
眼科では、白内障に対する手術である水晶体再建術が手術件数の大半を占めています。高齢化に伴い、白内障の手術を希望される患者さんが増えており、当院では2日の入院で白内障の手術を行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 14 1.00 7.14 0 29.71
K877 子宮全摘術 - - - -
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) - - - -
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹によるもの) - - - -
K893 吸引娩出術 - - - -
産婦人科では最も多い手術は、帝王切開の既往のある妊娠、骨盤位などに対して行われる、帝王切開手術となっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 29 0.97 3.86 0 76.17
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 12 0.33 1.00 0 61.25
K830 精巣摘出術 12 0.92 1.33 0 78.17
K7433 痔核手術(脱肛を含む。)(結紮術) 12 0.42 1.25 0 69.58
K843 前立腺悪性腫瘍手術 10 2.00 15.00 0 72.50
泌尿器科では、内視鏡下で行われる安全かつ侵襲性の低い経尿道的手術を多く行っております。最も多い手術は、早期の膀胱がんに対する膀胱悪性腫瘍手術となっており、次いで、尿管結石に対する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術、前立腺がんに対する精巣摘出術、
その他、痔核手術、前立腺悪性腫瘍手術となっています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 21 1.00 1.48 0 66.52
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))) - - - -
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル未満) - - - -
乳腺外科では、乳がんに対する手術が大部分を占めており、その内乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))が一番多くなっております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.54%
異なる - -
手術・処置等の合併症は、透析用カテーテルの閉塞・感染、術創部の感染や出血、などの症例が見られました。合併症はどのような術式でも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しています。起こりうる合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術の処置の施行に同意を頂くよう努めています。
更新履歴
2018年9月22日