整形外科

「痛み」のこと

どなたでも経験があるように、痛みとは病気やケガの時に現れる不快な感覚です。痛みは神経が伝え脳で感じます。私たちの体で神経が存在する場所はすべて痛みを感じます。髪の毛など神経が無い場所は全く痛みを感じません。さらに神経がある場所でも、ゆっくりと進行する病気や、神経を刺激しない性質の病気では痛みはあまり感じません。

針で指を突くと痛みを感じますが瞬間的なもので問題になることはありません。わたしたちが病院を受診する動機となる痛みとは何時間何日間も続くような痛みです。そのような持続痛は「炎症」が原因です。炎症とはケガや病気の時に身体が起こす一種の修復反応です。持続する痛みとは炎症にともなう感覚であり、本来は私たち自身に「傷病と炎症の発生を知らせ、安静をはかるための警告信号」なのです。

しかし痛みは不快で苦しいものです。痛みによる運動能力の低下は社会生活を困難にします。激しい痛み、いつ終わるとも知れない痛み、原因が明らかでない痛みは、私たちをとても不安にします。「警告信号である以上、痛みはがまんする必要もある」と考えられていた時代もあり、医者が患者さんに我慢をしいる場合もありました。現在では痛みはその程度にかかわらず、すみやかに和らげることが何よりも重要と考えられています。

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